再生樹脂から生まれた新しい美しさ
イタリアのペンブランド、モンテグラッパが、リサイクル素材を使った新しいモデルのペンを創り出しました。
モンテグラッパエルモアンビエンテは、1920年代に設計されたモデルの哲学を、2020年の現代に融合させました。
モンテグラッパの本拠地となるバッサーノデルグラッパは、ヨーロッパでも最も早期にCovid-19の拡散に直面したイタリア北部に位置しています。数か月に及ぶロックダウンを経て次第に終息へと向かう一方で、この経験は新しいペンのアイディアへとつながりだします。
モンテグラッパの哲学は、伝統を維持すること以上に世紀を超えて工芸品を進化させ続けることにあります。
モンテグラッパは、使い捨てのペンを作ったことはありません。モンテグラッパのペンは何世代にもわたって使い続けることのできるものです。
そのモンテグラッパも原材料のサイクルを考慮し、飲料、食品、化粧品業界等から回収された再生樹脂を成形することに挑み始めました。
このエルモアンビエンテを開発するために、モンテグラッパはイギリスのSmile Plasticとコラボレーションを果たします。Smile Plasticは再生プラスチックから作られたデザイン性・ファッション性に優れた建築・製品用の材料設計・製造をする工房です。
今回エルモアンビエンテには新たなカラー「カレイド」が」加わりました。
カレイドスコーピオ=万華鏡を意味するように、さまざまなカラーがモザイク状に散らばめられており、回転させると次々に新しい模様が浮かぶ万華鏡さながらに、見る人の目を楽しませてくれます。
ボディは半透明でモザイクの隙間から内部構造が見える様子は、さながら新しい未来を作り出す方法への深い洞察力を示唆しているかのようです。
さらに地元の工房に委託し製作した、再生素材によるデスクアクセサリーが付属しています。
こうしてこのペンはモンテグラッパの持続可能な生産方法の探求を押し広げるための象徴的な製品となりました。
美しさの概念は常に変化しており、現在の価値と過去の価値を絶えず融合することに役割があるとモンテグラッパは考えています。
多くの人にとって万年筆が時代の遺物に過ぎなくても、近年の万年筆の人気は大きなうねりを持った運動とみることができます。
私たちは親密な関係を再び築きあげることや、物事の流れをゆったりと進める必要性に気が付いています。それらは私たちが選んだすべての購買行動によって積み上げられていくのです。
※注意※ こちらのアンビエンテシリーズは再生樹脂を使用しているため、樹脂内に気泡や表面に小さな穴が開いていることがありますが、作品としての特性となっております。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)