共感覚の世界にインスパイアされた豊かな色彩
歌は何色?
言葉の味とは?
音や言葉などに、色彩などほかの感覚が一緒になって感じられる共感覚(=シネステジア、synesthesia)。
「synesthesia」とは、ギリシャ語の「結合」を意味する sýn と「私が感じる」を意味する aisthánomai に由来し、「一緒に感じる」という意味を内包しています。
共感覚を持つ人々は、言葉を味わい、音を見、色を聞く、というような異なる種類の感覚の融合によって、世界をより濃密に体感しています。
共感覚体験は芸術の世界でも言及される特別な感覚です。
たとえば、画家のカンディンスキーは、音楽の印象を抽象的な絵画にしていたことで知られ、共感覚の持ち主だったのではないかとされています。
彼自身、論文『芸術におけるスピリチュアル』の中で色と音楽の絡み合った世界について語り、キャンバスの中では色の声を組み合わせて、美しい音色が躍動するような聖歌隊を描いています。
共感覚はまた、文学を、さまざまな感覚に関連する言葉を組み合わせることによって豊かな感覚の描写に導きます。イタリアの作家でノーベル文学賞を受賞したジョズエ・カルドゥッチは、詩「Il Bove」の中で、「緑の沈黙」という、彼がとても愛した静かで牧歌的な世界を描いています。
音符に変わることができる絵画の形と色、そして濃密で感覚的なイメージを生み出すことができる書かれた言葉、これらのような共感覚の世界について、PIUMA の新しいコレクション、 センソ(Senso)、フジオーネ(Fusione)、シネステジア(Sinestesia )はインスパイアされています。
(上記画像左から、センソ、フジオーネ、シネステジア)
生き生き変化し躍動する色は、アメリカのレジン工房McKenzie PenworksがAlumilite社と作り出したダイヤモンドやさまざまな顔料の組み合わせの素材であるDiamondCast®に、シルバーパウダーのきらめきを加えて生まれました。
金属部はすべてプラチナ トリムで装飾されています。
PIUMA Sinestesia コレクションは、Senso、Fusione、Sinestesia の 3つのカラーモデルで、それぞれ70本限定生産品です。
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
スクリーボの「ピウマ」コレクションはイタリア語で「羽根」を意味する、軽快さを追い求めたモデルです。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
ピウマコレクションは、使い勝手が良くお手入れのしやすいコンバーター・カートリッジ両用式が採用されています。
このコレクションには本革とコットン製のソフトポーチが付属し、大切な万年筆を大事に運ぶことができます。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)