羽根のような「軽さ」が創造性を生み出す
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
2021年、スクリーボの新たなモデルとして「ピウマ」が登場しました。
ピウマ、それはイタリア語で「羽根」を意味します。
繊細でふわふわと舞うほどに軽い羽根。
イタリアの作家イタロ・カルヴィーノは「新たな千年紀のための六つのメモ」(『アメリカ講義』米川良夫・和田忠彦訳/岩波文庫)の中で、「軽さ」について、「曖昧さや無計画ではなく、正確さと決意に関連するもの」として、「軽さ」に価値を置きました。
カルヴィーノは、軽さを表面的なものと誤解してはならないことを説明する際に、かつて「羽根のようではなく、鳥のように軽くなければならない」と書いたフランスの詩人ポール・ヴァレリーを引用しています。
鳥は飛んでいる間、羽根を意識することなく、目的地に向かっています。軽い羽根がなければ鳥は飛べませんが、羽根だけでは飛べないのです。
また羽根はそれ自体では浮かぶことができても、鳥のように行先を持っていません。
スクリーボはその予測不可能でいて重力に逆らいエレガントに空を舞う羽根に創造性を与えました。
軽さは、私たちの固定概念や縛り付けられているものから離れて、新しい、予測できない可能性を受け入れるという意味を持ちます。
羽根がどこへ落ちるのか予測するのが難しいように、羽根は私たちをどこへ連れていくのでしょう。しかし同時に混沌とする世界の中を希望と想像力を持って進んでもいけるのです。
古来、多くの筆記具に羽根が用いられてきました。
スクリーボが造り上げた「ピウマ」は、軽さと創造性をもつ筆記具が私たちの思考を誰も予期しなかった美しい世界へ誘うことのできる力をもっている象徴として造り出されました。
鮮やかなオレンジのペンに名付けられたのは「レヴァンテ」。
イタリア語で「風」を意味するこのペンは、まさに創造性という名の羽根を軽やかにどこまでも運んでいってくれる存在となるでしょう。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
このコレクションには本革とコットン製のソフトポーチが付属し、大切な万年筆を大事に運ぶことができます。
スクリーボ 限定生産品 ピウマ アルトローヴェ 万年筆 は限定219本の生産となります。
スクリーボ製品のペン先の特性について、予めご了承ください
スクリーボの万年筆のペン先「14Kフレックスニブ」および「18Kニブ」は、工房での職人の手仕事によりペン先が作られています。そのため、現代の一般的な工業製品とは異なる、以下の特性がございます。
▽14Kフレックスニブの左右差と金属音について
フレックスニブ(やわらかく作られているペン先)は、筆圧に応じて切割が大きく開閉する構造です。そのため、筆記中にペン先が戻る際のわずかな反動や、上下に動くような挙動(弾けるような感覚や、金属音)が生じる場合がございます。また、切割が開いて元に戻った時に、左右差が生じることがあります。これは、弾力性を持つニブ特有の仕様であり、製品の不具合ではございません。
▽書き味の「馴染み」について
14Kフレックス、18Kどちらにも言えることですが、おろし立てのニブは、エッジが立っている場合がございます。毎日数行ずつでも、1ヶ月~数ヶ月ほど使い込んでいただくことで、ペンポイントがお客様固有の筆記角度に馴染み、滑らかな書き味へと育っていきます。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)