| 主な仕様 |
レジン、18Kゴールドニブまたは14Kゴールドフレックスニブ、カートリッジ・コンバーター両用式 |
| 納期の目安 |
通常3~5週間(スピード発送を除く)。在庫表示があってもメーカー生産待ちの場合は遅れる場合がございます。 |
| 生産本数 |
各仕様合わせて限定100本 |
| ご注文の際は下記の商品説明および注意事項を必ずご確認ください。 |
はね くろ — 闇に秘めた緑の輝き
――日本の美しさを理解するには、極めて控えめで繊細な美しさを愛することを学ぶ必要があります。
メアリー・ビアード
2025年初頭、イタリア・ボローニャのペンメーカー「スクリーボ」のスタッフは、雪に覆われた素朴な風景に心を奪われました。
そこは石川県加賀市の山里——昨年からスクリーボが漆の匠たちとコラボレーションを始めた場所でした。
彼らが目の当たりにしたのは、一本一本を古来の技法で、丁寧かつ正確に仕上げていく職人たちの姿。完璧を追求するその手仕事は、神秘的とも言える体験でした。
そして山中温泉の伝統家屋から漏れる緑の光が、暗闇の中でスクリーボのスタッフに新たなインスピレーションをもたらしました。
それは、夜明けに消えゆく思考のような「色」——黒の奥にひそむ緑。
鮮やかでありながら神秘的。じっと見つめる者だけに姿を現す、捉えがたい色彩。
こうして生まれたのが「ピウマ 溜塗り はね くろ」。
このペンの色合いは、夜という時間に宿る生命と神秘を取り込んでいます。
予期せぬ輝きのように、影にそっと潜むささやきのように現れる——深く、液体のように滑らかで、奥ゆかしい緑。
「はね くろ」は、日本の伝統技法「溜塗り」によって生まれます。
漆を何層にも重ね、職人の忍耐と瞑想に似た時間を込めながら仕上げることで、黒の奥から緑の魂が静かに輝きます。
光・時間・視線の角度によって表情を変えるこのペンは、漆の名匠・荒川氏の厳かで繊細な手により命を吹き込まれます。
ペンには「アラカワ」「スクリーボ」のカタカナが、静かに、そして永続的に刻まれます。
最終工程は、ラベア・ゲブラー氏による厳密な監修のもと行われ、ボローニャへ戻された後、筆記テストと仕上げを経て完成品へと昇華されます。
緑という存在
静寂の中で再生を続ける自然のような緑。
姿を見せないまま育ち、待つことを知る者だけに感動を与える緑。
「はね くろ」の艶やかな表面には、気づきにくい光の移ろいが宿っています。
じっくりと時間をかけて見つめた者だけが、その奥深さに触れることができるのです。
それは、立ち止まり、感じ、驚くことへのささやかな誘いなのです。
書くことへの敬意と芸術の継承
「はね くろ」にはマルコ・モンタルティ氏がスクリーボのためだけに制作した特製ポーチが付属。
日本の着物に使用されるシルクと羽織の組紐を用いたこのポーチは、イタリアと日本、書くことと職人技、そして目に見える世界と見えない世界の融合を静かに語りかけてきます。
「はね くろ」は、イエローゴールドトリムとプラチナトリムの計100本限定生産品です。
黒の中に息づく緑の息吹に心奪われてください。表面のさらに奥を見つめたときにだけ発見できる、その奥行きを、ぜひご体験ください。
ピウマコレクション
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
スクリーボの「ピウマ」コレクションはイタリア語で「羽根」を意味する、軽快さを追い求めたモデルです。
小柄でミニマムなボディは小さな手の方にも納まりやすく、実用的です。
(上記画像はプラチナ仕様)
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
ピウマコレクションは、使い勝手が良くお手入れのしやすいコンバーター・カートリッジ両用式が採用されています。
このコレクションには本革とコットン製のソフトポーチが付属し、大切な万年筆を大事に運ぶことができます。
スクリーボ製品のペン先の特性について、予めご了承ください
スクリーボの万年筆のペン先「14Kフレックスニブ」および「18Kニブ」は、工房での職人の手仕事によりペン先が作られています。そのため、現代の一般的な工業製品とは異なる、以下の特性がございます。
▽14Kフレックスニブの左右差と金属音について
フレックスニブ(やわらかく作られているペン先)は、筆圧に応じて切割が大きく開閉する構造です。そのため、筆記中にペン先が戻る際のわずかな反動や、上下に動くような挙動(弾けるような感覚や、金属音)が生じる場合がございます。また、切割が開いて元に戻った時に、左右差が生じることがあります。これは、弾力性を持つニブ特有の仕様であり、製品の不具合ではございません。
▽書き味の「馴染み」について
14Kフレックス、18Kどちらにも言えることですが、おろし立てのニブは、エッジが立っている場合がございます。毎日数行ずつでも、1ヶ月~数ヶ月ほど使い込んでいただくことで、ペンポイントがお客様固有の筆記角度に馴染み、滑らかな書き味へと育っていきます。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)