ビスコンティ 限定生産品　イル・マニフィコ　エジプシャンマーブル 万年筆　Visconti Il Magnifico Egyptian Marble Fountainpen

大理石がつくりだした芸術世界

大理石は、古代エジプトにおいてファラオの権威を飾るための彫刻や装飾品として使用されたように、古くから人間によって利用された歴史を持ちます。

またエジプトアレクサンドリアを中心としたヘレニズム文化においては写実的な大理石彫刻が作り出され、のちのイタリアにおけるルネッサンス期に、多くの芸術家がその影響を受けた作品を作り出しています。

イル・マニフィコ　ルネッサンス最大の貢献者

ロレンツォ・デ・メディチ（1449-1492　フィレンツェ）は、イタリアの政治家であり、ルネサンスの最も強力で熱狂的な後援者として知られ、フィレンツェ共和国の「事実上の支配者」でした。
ロレンツォは、ロレンツォ・イル・マニフィコの名でも知られており、学者、芸術家、詩人の大御所、外交官、政治家、後援者でした。
ロレンツォは、ボッティチェリやミケランジェロなどのアーティストを支援することで、アートの世界に貢献したことで有名です。彼の人生は、イタリアルネサンスの成熟期そのものと言えます。

ロレンツォ・デ・メディチは大理石をこよなく愛した愛好家であり、自ら採石場を頻繁に訪れ吟味するほどでした。
これらの厳選された大理石は、当時の多くの芸術家たちが数多くの傑作を創り上げた彫刻へと姿を変え、ルネッサンスの芸術の豊かさを支えました。
特にミケランジェロはイル・マニフィコに寵愛されたことで有名で、イル・マニフィコがサンマルコ庭園にプラトンアカデミーを設立した際には、若きミケランジェロもここで学び、その後の彫刻をはじめとした芸術家として花開いていきます。

エジプシャンマーブル　大理石とエジプトとルネッサンスの交差

ビスコンティのメディチコレクションでは、その大理石をボディに使用した格調高い作品を作ってきました。
そして2023年、大理石とエジプト、ビスコンティが居を構えるフィレンツェの深い関係を讃える「エジプシャンマーブル」が登場しました。

「エジプシャンマーブル」は、エジプトから産出された大理石をボディに使用しています。

この大理石は、繊細なラインが自在に走ったアンバー系の色合いで、悠久の時を刻んできたエジプトの風景を思い起こします。

素材の性質上、個体によって色あいが大きく異なる場合がありますが、熟練の職人たちによって一本一本を芸術的につくりあげ、それぞれの個性として送り出されます。(色味の指定等はできませんのでご了承ください。)

この貴重な大理石のボディの形状は8面体で、高度な技術を要する成形はビスコンティの工房で加工されています。

8面体はロレンツォがフィレンツェを統治している間に完成したドゥオモ前の洗礼堂を模したものとなっています。

キャップは、エイジング加工を施したブロンズ製で、フィレンツェのシンボルであるユリが可憐にかたどられています。

キャップに備わったクリップは、フィレンツェの宝飾文化を象徴するヴェッキオ橋をモチーフにしたゴールド仕上げの真鍮製で、白のエナメルがビスコンティのロゴが際立たせています。

自社生産のゴールドフィニッシュの18Kのペン先はこのマーブルやブロンズの風合いと調和して格調高く仕上がっています。

ペンの色と同じ色合いの重厚感あるボックスに収められます。

インク吸入は、ビスコンティ独自のパワーフィラ―式で、一度に大量のインク球を可能にしています。

パワーフィラー吸入式

ビスコンティ 限定生産品　イル・マニフィコ　エジプシャンマーブル 万年筆 は世界188本限定生産品です。

(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました）

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